井上尚弥戦で話題になったロバート山本博、当日のギャラを告白 “ボクシング愛”さく裂

ロバートの山本博【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

東京ドームでインスペクター務める

お笑いトリオ、ロバートの山本博が11日、関西テレビ『ドっとコネクト』(土曜午前11時20分)にリモートで生出演した。日本ボクシングコミッション(JBC)のインスペクター(試合進行係)ライセンスを持つ山本は、6日に東京ドームで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥―ルイス・ネリ戦でもインスペクターを務め、井上の近くで確認されて話題を集めていた。

34年ぶりのボクシング興行で沸いたドームの現場にいた山本は、インスペクターを「分かりやすく言うと裏の審判」と表現。「今回の試合のみならず、以前からそういう仕事をさせていただいてまして、今回は井上尚弥選手の担当になったっていう体ですね」と明かした。今回は4戦8人にインスペクターが1人ずつついており、「ドーピングチェックを行った後、何を摂取してるかというのをチェックしなければいけないので、トイレもずっとついていきますし。なんの不正もなくクリーンな状態で(選手を)リングの上にあげるというお仕事です」と丁寧に説明した。今回の反響については「やっと気づかれたんだ」と思いを口にした。

番組では井上選手の今回のファイトマネーが約10億円と推定し、司会の石井亮次アナウンサーから「山本さんの今回のファイトギャラは」と聞かれると、「私のファイトギャラはですね、お弁当代と交通費ぐらいのものですね」と告白。ハイヒール・リンゴが「交通費といっても、都内から通うのか、北海道から来るのかのね(違いがある)」と食い下がると、山本は「いやいやいやいや、もうアルバイトぐらいの感じです」と困惑しながら返した。

ボクシングの仕事への強い信念を明かした山本は、石井アナから『大谷翔平と井上尚弥 どっちが強いねん論争』について見解を問われ、「僕がもっと前からそれがあったんです。自分の中で。今までは大谷選手の方がやっぱり1強なイメージでしたけど、僕がボクシングのことを結構、好きでいますので、井上尚弥君のすごさを伝えるのに『野球でいうなら大谷なんだよ』とずっと言い続けてきたんです。井上尚弥選手が今回で大谷選手と並んだみたいなイメージであると思うんですけど、じゃなく昔からそれをずっと言っていたんで」と力説。プロでも1戦1勝のキャリアを持つ山本は、ネリ選手にKO勝ちした井上選手が、1回に喫したダウン後の対応も絶賛した。

笑いなしで、真摯(しんし)に分かりやすくボクシング愛を語る山本は、リンゴから「本当にロバートやめてもいいんじゃないかと」と声を掛けられ、「いやいやいや」と笑った。ENCOUNT編集部

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