秋まつりテーマにご当地コーヒー 鹿沼の専門店が発売 パッケージに彫刻屋台

開発した「鹿沼ぶっつけ屋台ぶれんど」と佐藤店長

 【鹿沼】下横町のコーヒー専門店「大和屋鹿沼店」はこのほど、絢爛(けんらん)豪華な彫刻屋台が繰り出す市最大の祭り「鹿沼秋まつり」をテーマにしたオリジナルのご当地コーヒー「鹿沼ぶっつけ屋台ぶれんど」を発売した。

 新型コロナウイルス禍で中止されていた同祭りが昨年10月、5年ぶりに行われたことがきっかけ。もともとオリジナルブレンドを作りたいと考えていた佐藤真由(さとうまゆ)店長が、祭りの熱気に圧倒され、感動を弾みに同社本部(群馬県高崎市)と共に開発を進めてきた。

 完成したコーヒーは、ブラジル産の豆をメインにブレンドした。爽やかな味わいで、おはやしをイメージした華やかさもある。パッケージのデザインは、彫刻屋台の絵を中心に据え、市を代表する木工細工「鹿沼組子」の文様を背景にあしらった。屋台の屋根をコーヒー豆で飾っている。

 佐藤店長は「鹿沼のお土産として使ってもらえると思う。屋台や秋まつりのPRにもなればいい」と話している。

 豆100グラム637円、ドリップパック1袋10グラム入り140円。日曜、第1.3月曜定休。(問)同店0289.62.6232。

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