【鹿島】柴崎岳のメンバー入りは…。東京V戦へポポヴィッチ監督が抱負「より隙のないチームになっている」

「彼自身が『いける』と感じたタイミングが、決断する時だと考えています」

[J1 13節] 鹿島-東京V/2024年5月12日13:05/県立カシマサッカースタジアム

J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が5月11日、翌日にホームで開催される東京ヴェルディ戦に向けて抱負を語った。

現在リーグ3連勝で、首位のFC町田ゼルビアから3ポイント差の3位につけている。

「これまでヴェルディの印象であり、対戦してきた時は、テクニックを重視し、ショートパスとコンビネーションを生かして崩してくるチームでした。城福さんが監督に就任してからは、しっかり良さを生かしながら、規律を守ってオーガナイズを整えて戦ってくる隙のないチームになっていると思います。ファウルをいとわない紙一重のプレーもあり、勝負にこだわって戦ってきていると感じます。我々にとって簡単な試合になるとは思っていません」

ポポヴィッチ監督はそのように語り、上手さと強さを融合させた城福監督の東京Vを警戒していた。

また、このほど柴崎岳が全体練習に合流したことが伝えられている。メンバー入りはあるのか、そのタイミングは!? その気になる質問に指揮官は、間もなく加わってくると答えた。

「自分の体を彼自身が一番よく分かっていますし、彼自身が『いける』と感じたタイミングが、決断する時だと考えています。復帰して試合を闘えるという手応えがなければ、急いで試合に使っても、それはいいことにつながっていきません。彼自身がどう感じているかが、非常に大切です。ただ、まだベンチには入っていませんが、彼も(チームに欠かせない)“先発メンバー”です」

そのように、現在チームが好調なこともあり、柴崎の復帰を急ぎはしないという。もちろんボランチ陣をはじめチーム全体にとっては、いよいよ柴崎が加わってくる――という突き上げによる争いの循環も活発化している。

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ポポヴィッチ監督と城福監督の采配や駆け引きも、特に試合終盤、勝負のポイントになりそうだ。鹿島対東京Vの一戦は5月12日、13時キックオフで行われる。

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