学士候補生の責任と自覚新たに 清心女子大 キャップとガウン授与

キャップとガウンに身を包み、入場する学士候補生

 ノートルダム清心女子大(岡山市北区伊福町)で11日、4年生が学士候補生になったことを宣言する「キャップ・アンド・ガウン授与式」が開かれた。2学部の448人が、最終学年となった責任と自覚を新たにした。

 黒のキャップとガウンを身に着けた文学部と人間生活学部の学生が、両足をそろえては片足を踏み出す伝統の「グースステップ」で入場。全員で「教え導いてくださった多くの方々の期待に沿うよう努力します」と宣誓し、津田葵学長が「社会の課題を解決するために、それぞれの未来像を描いてほしい」とエールを送った。

 人間生活学部の学生(21)は「身の引き締まる思い。小学校教諭の夢をかなえるため成長したい」と話した。

 式は1期生が学士候補生になった1952年に始まった。学士候補生には来年3月、学位の象徴「フッド」が贈られる。

キャップとガウンに身を包み、宣誓する学士候補生

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