見上愛が松居大悟監督からの手紙に大粒の涙!澤部渡の生歌唱も!映画『不死身ラヴァーズ』舞台挨拶

5月11日、映画『不死身ラヴァーズ』の公開記念舞台挨拶が行われ、主演の見上愛さん、佐藤寛太さん、青木柚さん、松居大悟監督と主題歌を担当した澤部渡さんらが登壇。松居監督からの手紙に見上さんが涙を流す一幕がありました。

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本作は、高木ユーナさんの同名コミックが原作で、松居大悟監督の最新作。主人公・長谷部りの(見上愛)は、幼い頃に出会った“運命の相手”甲野じゅん(佐藤寛太)と中学生になって再会。しかし、両思いになった瞬間にじゅんは消えてしまいます。

じゅんは高校の先輩、アルバイト先の店主など、何度も別人になってりのの前に現れ、そのたびに彼女は全力で恋をする。りのの“好き”が奇跡を起こす、松居大悟監督の最新作となるラブストーリーです。

“腐れ縁”見上愛と青木柚は軽快なやり取り

上映後に行われた舞台挨拶に登場した見上さんは、満員の観客を見渡して「本当に人に届いているんだという自覚が生まれてうれしい限りです」とにっこり。

すでに初日の感想も耳にしたそうで、「元気をもらえるって。見終わった後にルンルンで帰っていく人を見たと聞きました」と、うれしそうに語りました。

佐藤さんと松居監督は、初日の舞台に飛び入りで上がったと明かし、松居監督は、「うまく一言で言葉が出てこない」と、感慨深そうな表情に。そして、「とにかく伝われ!みたいな気持ちもあるけれど、もう映画は完成しているから僕の手にはどうしようもない。見てもらわないと伝わらない」と熱弁し、「どうしていいかわからずに、エゴサーチばかりしています」と笑いを誘いました。

佐藤さんは、公開を迎えて本作のキモとなる“ネタバレ”を隠さなくても良くなったとうれしそうな顔で、「記憶をなくす役」の難しさについて、松居監督の熱量に負けじと熱弁しました。

物語の秘密を知っている唯一の存在として、主人公・りのに寄り添う親友の田中を演じた青木さんは、見上さんとは共演5作目でお互いを「腐れ縁」と呼び合う仲。青木さんが「いつも僕が相談に乗ってる」と切り出すと、見上さんはがに「アドバイスなんてされたことない」と答えるなど、軽快なやり取りを見せて会場を沸かせました。

澤部渡が生歌唱!松居監督の手紙に見上愛が涙!

イベントでは澤部さんが主題歌『君はきっとずっと知らない』を⽣歌唱で披露することに。松居監督たっての希望で主題歌を書き下ろした澤部さんは、「本来、映画のエンディング曲だったら、壮大なバラードとかが1番いいと思う」と語りつつ、「でもそれが通用しない、それぐらい不思議な映画。自分はそこに何を投げられるか」と曲作りについての思いを吐露。そして誕生した「弾むようなビートなんだけれど切ない」主題歌をギター1本で歌い上げました。

映画館に広がるギターの音色とやさしく通る歌声。映画の余韻をさらに深めるような生歌唱に、会場からは大きな拍手が。松居監督は、「はぁ~、この時代に生まれて、この国にいて良かった。映画館に来るという選択があったからの体験」と感想を伝えると、見上さんも「撮影を思い出して、泣きそうになっちゃいました」とひとこと。

佐藤さんが、「今日この日に映画館に足を運んで幸せですよね?」と客席に向かって大きくガッツポーズをすると、青木さんも「最高でしたよね?」とお茶目に観客にたずねていました。

ここで、今作が単独初主演作となる⾒上さんへ、松居監督からサプライズで⼿紙のプレゼントが。「ちょっとちょっと!え?」とびっくりする見上さんに、松居監督は佐藤さんにマイクを持ってもらいながら見上さんへの感謝を伝え、「長い長いトンネルの中で、真横からぶっ壊して光を見せてくれました。 見上さんがいなかったら、きっとこの作品は作れていないし、この場所にも立っていないし、今このお客さんたちとも会えなかったと思います」と読み上げると、見上さんは思わず大粒の涙を流しました。

監督からの思いを受け取った見上さんが「今日バチバチにメイクしてきたのに…監督らしいですよね」と笑顔になると、すかさず佐藤さんが「僕への手紙は?右ポケットに入っていたりしないんですか?」と、監督に迫って会場の笑いを誘いました。

最後に、見上さんは「この映画がいろいろな人に届いて、いろいろな人のパワーになれたら」とアピールをして、舞台挨拶を締めくくりました。

映画『不死身ラヴァーズ』は全国公開中
(c)2024『不死身ラヴァーズ』製作委員会(c)高木ユーナ/講談社
配給:ポニーキャニオン

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