母の味生かした「おにぎり専門店」オープン 天かす×めんつゆ、ゆかりチーズ、タラコ×マヨ… 千葉商科大「学生ベンチャー食堂」に

「おむすび 結」をオープンした土屋さん。おにぎりのほか豚汁とサラダもある=市川市の千葉商科大

 千葉商科大学(市川市)が学生の起業を応援するため設けている「学生ベンチャー食堂」に、同大サービス創造学部4年の土屋颯大さん(21)が22日、おにぎり専門店「おむすび 結(ゆい)」をオープンした。タラコとマヨネーズ、天かすとめんつゆなど料理好きの母親が家で作っていた具材を採用。シソとチーズなど「意外な組み合わせだが食べるとおいしい」をコンセプトにしている。

 同食堂は、学生に経営の知識やスキルを身に付ける機会を提供するため、同大が2011年4月に開始。テナント料は無料だが、運営費や税金は学生が負担するなど本格的な飲食店経営を体験できる。3店舗あるうち1店舗が、経営していた学生の卒業により閉店が決まったため、希望者を募っていた。

 おにぎりは、母親が手間かけて家で作ってくれた味を中心に、五目▽ちゅもっぱ(韓国風おにぎり)▽焼肉(以上各200円)と、たぬき(天かすとめんつゆ)▽ゆかりちーず(シソとチーズ)▽たらまよ(タラコとマヨネーズ)▽しゃけえだまめ(鮭と枝豆、以上各150円)の計7種類。

 コメはJAいちかわと連携し船橋産と柏産を使い、のりは市川の「行徳産」。野菜も市川産をできるだけ使う考え。要望に応じメニューの更新も積極的に行うという。営業時間は平日午前10時~午後3時。

「おむすび 結」には個性豊かなおにぎりが並ぶ

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