広島 九里が7度目の登板でも勝てず…中田翔に痛恨の先制2点二塁打許す 6回3安打2失点も打線の援護もなく

 6回、2失点した九里は厳しい表情でベンチに下がる(撮影・市尻達拡)

 「広島-中日」(11日、マツダスタジアム)

 広島の先発・九里亜蓮投手(32)が6回3安打2失点と試合をつくるも、今季初勝利を手にすることはできなかった。

 初回、二回と制球が乱れる場面もあったが、三回は三者連続三振を奪うなど、徐々にエンジンがかかる。

 四回は2死からカリステに初安打を浴びると、細川には死球。ピンチを招くも、続く中田は初球の直球で中飛に打ち取った。

 しかし六回。2死一、二塁から中田に真ん中に入った直球を左中間に運ばれ、フェンス直撃の先制2点適時二塁打を浴びた。直後の攻撃で代打・宇草を送られ、この回で降板となった。

 9日に行われた投手練習では「しっかりと今まで通り一つずつアウトを取っていきながら入っていきたい。チームが勝てる投球をできるように」と意気込んでいた九里。今季7度目の登板でも、初勝利とはならなかった。

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