3冠達成デュオが古巣を酷評「今のユナイテッドではプレーしたくない」

写真:名指しで批判を受けたマルシャル ©Getty Images

元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨーク氏と元イングランド代表FWアンディ・コール氏がマンチェスター・ユナイテッドの3冠達成シーズンを追ったドキュメンタリー映画『99』のワールドプレミアに出席し、彼らの古巣でもあるマンチェスター・ユナイテッドの現状を酷評した。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ヨーク氏とコール氏は1998-99シーズンから3シーズンにわたってマンチェスター・ユナイテッドで2トップを形成。外見が似ている2人のコンビは“ホットセット”と呼ばれて相手にとっての脅威となり、1998-99シーズンにはプレミアリーグ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグの3冠達成に大きく貢献した。

翻って今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグでクラブ史上最多となる13敗を喫するなど8位に低迷。ヨーク氏は古巣の現状について「このチームではプレーしたくない」と切り捨て、このように続けた。

「創造性も情熱も欠如しているし、チームに対する否定的な意見も多い。センターフォワードにとってというだけでなく、あらゆるユナイテッドの選手にとって、今のチームは最悪の場所だ」

一方のコール氏も「1998-99シーズンのチームが備えていた勝者のメンタリティーやハングリー精神はない」と主張。在籍8シーズンで公式戦通算275試合121ゴールの成績を残したコール氏にとっては、2015年夏に5800万ポンド(当時のレートで約108億円)で加入したフランス代表FWアントニー・マルシャルが特に物足りなく映っているようで、次のように批判した。

「彼は期待外れだ。9年間も在籍していて100ゴールも挙げていない(公式戦通算317試合90ゴール)。みんなは『ああ、彼はケガをしていたからね』と言うだろうけど、そんなことは言い訳にはならない。ユナイテッドに9年間も在籍しているストライカーが通算100ゴールも決められないなんて、何かがおかしいとしか言いようがない」

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