エムバペ退団発表ビデオが波紋。なぜ、あの人物へ感謝を伝えず!?

全ての強化責任者、監督の名前を挙げて感謝を伝えたが…。

フランス1部パリ・サンジェルマンと今季で契約満了を迎えるフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が5月10日、自身のSNSでビデオを公開し、パリSGをシーズン限りで退団することを発表するとともに、フランス国外に渡ることも明かした。フリートランスファーとなって、2024-25シーズン、レアル・マドリードに加入することが決定的だ。

エムバペは次節5月12日のトゥールーズFC戦がホームのパルク・デ・プランスでの最終戦になる。

ただ、そのエムバペの公開したビデオが波紋を呼んでいる。

25歳のスーパースターは、これまでパリSGでお世話になった強化責任者、監督の名前を全て挙げて、そして全てのチームメイトへの感謝を伝えている。しかし共に揃って記者会見を行ったこともあり、クラブ史上最大の条件を提示してきたPSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長への感謝の言葉はなかったのだ。

『ル・パリジャン』は、「エムバペはわざと感謝を伝えなかった」と報じている。

エムパぺとマネジメントも担ってきた家族らとアル=ヘライフィー会長は、「ここ数か月、対立してきた。両者の関係は常に緊張し、冷え切っていた」ということだ。

UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝のボルシア・ドルトムントとの第2戦前日、パリSGの選手全員がアル=ヘライフィー会長に挨拶に来た。しかしエムバペだけが、会長と会うことすら避けていたというのだ。

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12日のホーム最終戦は、リーグ・アン優勝を祝う意味合いの試合にもなる。エムバペの送別会も組まれそうだという。果たして、未来を見据えて、両者が握手を交わすようなシーンがあるのかも注目点になる。

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