西武ドラ1武内夏暉が松坂大輔超え デビューから5連続QS 自己最多103球の粘投

力投する西武先発の武内(撮影・冨永豊)

◆西武―楽天(11日、ベルーナドーム)

西武のドラフト1位左腕、武内夏暉投手(22)が7回1失点で降板し、3勝目の権利を手にしてマウンドを降りた。デビュー戦から5試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上投げて自責点3以下)を達成し、OBの松坂大輔氏がデビュー戦から続けた4試合連続のQSを超えた。

2回以降は自己最多の3死球を与えるなどして毎回走者を出す苦しい投球。それでも最速150キロの直球に変化球を織り交ぜて要所を締めた。6回2死二、三塁で辰己に適時左前打を許したが、7回1死三塁のピンチでは相手のスクイズを外して切り抜けた。プロ入り後最多の103球を投げて被安打7、4奪三振でマウンドを降りた。

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