浦和監督「相手が復活してしまった」 4得点も“反撃”受けた展開指摘「許してはいけない」

浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督【写真:徳原隆元】

浦和は新潟に終盤押されるも4-2で逃げ切り勝利

浦和レッズは5月11日にJ1リーグ第13節でアルビレックス新潟とアウェーゲームを戦い、3点差から一時は1点差まで追い詰められるも4-2で逃げ切った。ペア・マティアス・ヘグモ監督は「あのゴールを許してはいけない」と、押し込まれた展開を指摘した。

浦和は前半4分にDF渡邊凌磨のスルーパスからFWチアゴ・サンタナが先制点。苦しい時間帯をGK西川周作のファインセーブでしのぐと、後半20分にはMFサミュエル・グスタフソン、後半24分にはFW前田直輝が速攻からゴールして3-0とリードした。

しかし、新潟にボール支配を明け渡すと後半30分にFW太田修介、後半42分にはFW長倉幹樹にいずれもサイド攻撃からゴールを許した。最後は5バックで必死に守る中、試合終了間際にタイ代表MFエカニット・パンヤが獲得したPKをサンタナが蹴り込んで4-2の勝利を収めた。

ヘグモ監督は「前節のいい内容のホームゲームに続いて勝利できて非常に嬉しい」と、5月6日の横浜F・マリノス戦(2-1)から今季初のリーグ戦連勝を喜んだ。そして、「前回のアウェーゲームでは川崎(フロンターレ)戦(5月3日、1-3)、非常に良い前半だったがゴールをできなかった。本日は効果的なプレーでチャンスメイクしてゴールも決めることができた」と、ここまで6試合で勝ち点4だった課題のアウェーゲームという点にも触れた。

しかし、指揮官は試合展開について「でも、3-1になったあのゴールを許してはいけない。それで相手が復活してしまった。我々が4点目、5点目を取っていれば終わらせられたが、相手が1点取ったことで非常に厳しいゲームをプレーすることになった」と指摘。失点場面以外にも危険な場面は数多く、安定感のある勝利とは言い難かった。

そうした中で新潟まで駆け付けた浦和サポーターの声援も響き割っていただけに、ヘグモ監督は「選手たちは素晴らしい仕事をしてくれたし、浦和サポーターの素晴らしい声援にも感謝したい。12人目の選手として戦ってくれている。素晴らしいと思う。すごく驚いているし、感謝している。この12人目の選手がいることが浦和の強い文化のベースになっていると思う」と話していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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