ブロンコスがドラフト全体12位指名のQBニックスとルーキー契約を締結

デンバー・ブロンコスからドラフト指名を受けたオレゴン大学のボー・ニックス【Kevin Sabitus via AP】

全体12位までに6人ものクオーターバック(QB)が指名される歴史的展開となった2024年NFLドラフト。そのうちの最後に指名されたボー・ニックスがいち早くルーキー契約を結んだ。

デンバー・ブロンコスはニックスと5年目のオプションを含む4年のルーキー契約を結んだと発表した。

ブロンコスがニックスをドラフト全体12位で獲得したのは、QBラッセル・ウィルソンが去った後釜として迎えるためだった。また、ペイトン・マニング時代以来、ブロンコスには不在だった真のフランチャイズQBにするべく、ニックスをクオーターバックに据える意図があったのだ。

ルーキーの中では年上にあたる24歳のニックスはオーバーン大学で3シーズンを過ごし、オレゴン大学でさらに2シーズンを過ごした。その間に通算で61試合に出場して1,286パスヤード、タッチダウン108回、インターセプト26回を記録して、大学キャリアを終えている。

オレゴン・ダックスでの最後のシーズンでハイズマン賞のファイナリストとなったニックスは、ザック・ウィルソンとジャレット・スティッドハムがいるブロンコスのクオーターバック陣に加わる。ウィルソンもスティッドハムも先発経験者だが、新人のニックスの後ろでシーズンを開始する可能性が高い。というのも、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンがニューオーリンズ・セインツを率いていた15シーズンにドリュー・ブリーズとやったように、相性のいい選手を見つけようとしているからだ。

今回の契約締結はその過程の第1歩目だ。

書類上の手続きを終えたニックスは、これでオフシーズンのプログラムに集中することができるようになり、最終的にはブロンコスがドラフト上位で自分を指名した決断が正しかったことを証明するつもりだ。

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