田村淳、水俣病被害者発言遮断問題について「伊藤大臣が注意しなかったのが残念」

11日放送『田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号が、水俣病患者団体側の発言中に環境省の職員がマイクの音を切った問題について、伊藤信太郎環境相がその場で注意しなかったことに落胆した。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、今月1日に熊本県水俣市で開かれた水俣病犠牲者の追悼慰霊式のあとの患者団体などとの懇談の場で、団体メンバーの発言中にマイクの音声を環境省が切った問題について扱った。

この件に関しては、世間で大きな批判を呼び、伊藤環境相が水俣市を訪れ、団体の代表らに謝罪する結果となった。コーナーゲストで憲法学者の木村草太氏は、問題が起きた会に伊藤環境相も出席していたことから、「目の前で起きたことなのだから、その場で注意すればよかった」と語った。淳もその意見には賛成で「容認したってことですもんね」と返した。

環境省はマイクを切った理由として、制限時間として決められていた3分を切ったからとしており、時間制限を守っていないのがそもそもおかしいという批判もあるが、木村氏は「そもそも3分が短いのではないか」と、コメンテーターなどのプロですらその短時間で話をまとめるのは難しいと持論を語った。

淳は「(伊藤)大臣が目の前にいて『いやいや、最後まで聞きましょうよ』って言えないのがショックだったんですよね。このニュース聞いたときに‥」と落胆。3分というルールは決まっていたものの、突然マイクを切るという発想は理解できないということで、「マイクを切るという発想がそもそもない。ここにいた人誰も、これ、おかしいって思ってないのかなって不思議になりましたけどね」と苦言を呈した。

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