門馬ミツさん(福島県浪江町)103歳おめでとう! 長寿の秘訣は「何でも食べる」 デイサービスセンター職員ら祝う

103歳の誕生日を祝福され笑顔を見せる門馬さん(左から2人目)

 福島県南相馬市小高区のデイサービスセンターいろはは10日、利用者で浪江町在住の門馬ミツさんの103歳のお誕生会を開き、長寿を祝った。

 門馬さんは1921(大正10)年5月12日生まれ。次男夫婦と浪江町で暮らしていたが、2011(平成23)年3月の東京電力福島第1原発事故で福島市に避難した後、2019年に次男夫婦と共に浪江町に帰還した。

 いろはには週3日、通っている。つえや手押し車で歩き、食事も一人でできる。ちぎり絵やタオル畳みの手作業に励み、職員やほかの入所者との交流を楽しんでいる。

 お誕生会では職員手作りのケーキや記念品、花束などがプレゼントされた。門馬さんは周囲の祝福に満面の笑みを浮かべたり、手を振ったりしながら応えていた。職員から長生きの秘訣(ひけつ)を聞かれると「何でも食べること」と元気に話していた。

(相双版)

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