松山の福祉施設「梅本の里 いつもの」にレストランと銭湯が開店 誰でも来られる憩いの場提供

レストランや銭湯がオープンした「梅本の里 いつもの」のキッズスペースで談笑する親子連れ

 愛媛県松山市平井町の福祉施設「梅本の里 いつもの」内に11日、誰でも利用できるレストランと銭湯がグランドオープンした。就労継続支援B型事業所として障害のある利用者らが調理場やホールのスタッフを務め、年齢や性別、障害の有無などにかかわらずに集まれる「みんなの居場所」を目指す。

 店名は「いつものキッチン」と「いつもの湯」。小野地区が拠点の社会福祉法人「松山紅梅会」が2021年にデイサービスや特別養護老人ホームとして開所していた。銭湯なども同時オープンの予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で見送られていた。

 松山市北梅本町から娘と孫と3人で訪れた女性(54)は「地元に根付き、誰でも来られるというコンセプトがいい」と地区の新たな憩いの場を歓迎していた。

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