広陵が大会初3連覇、中国地方の公式戦連勝41に 春季広島県高校野球大会決勝 海田を8―2で破る

【広陵―海田】四回、広陵2死二塁、3点目となる生還でナインに迎えられる二塁走者白髪零士=右端

【春季広島県高校野球大会決勝 広陵8―2海田】

 広陵が、初めて決勝に進んできた海田を8―2で破り、大会史上初となる3連覇で、19度目の優勝を飾った。

 0―0の三回、浜本遥大の左前適時打で先制すると、中盤以降も着実に加点、リードを広げた。先発の2年生右腕堀田昂佑も6回を3安打無失点に抑える好投だった。

 今大会は、エース高尾響に続く投手育成がテーマ。高尾の登板は決勝の九回2死からだけ。左腕山口大樹が2試合、堀田が3試合に先発し、チームを支えた。大会を通じた失点は、わずか4。中井哲之監督は「練習試合では味わえない経験を積むことができたと思う」とねぎらった。

 これでチームは、2022年夏の広島大会3回戦で英数学館に敗れて以降、中国地区の公式戦は41連勝。地元開催となる、6月1日からの春季中国地区大会でも優勝候補の本命に挙げられる。

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