クレカタッチで鉄道へ乗車 都営浅草線・大江戸線、京急線で相互利用 年内に実証実験へ 羽田空港から都心への移動などがよりスムーズに

都営地下鉄浅草線の車両(写真:tarousite / PIXTA)

東京都交通局と京急電鉄などは9日、2024年内にクレジットカードやデビットカードなどのタッチ決済を活用した乗車サービスに関する実証実験を開始すると発表しました。羽田空港を利用する訪日外国人利用者の利便性向上などが目的で、羽田から京急線へ乗車し、都営地下鉄の駅で降車するといった利用パターンが想定されます。

対象駅は都営浅草線・大江戸線の一部駅(20駅程度)。京急線は羽田空港第1・第2ターミナル駅、羽田空港第3ターミナル駅、品川駅、京急蒲田駅、糀谷駅、大鳥居駅、穴守稲荷駅、天空橋駅、横浜駅。相互直通運転を行う都営浅草線と京急線が連携することで、首都圏で初めてクレジットカードなどのタッチ決済による事業者間の相互利用が可能になります。

◆利用できる決済ブランド
Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
※Mastercardについては、順次追加予定

京急電鉄は「羽田空港アクセス事業者として確固たる地位を確立」「今後、成長が期待される品川、羽田、横浜の3エリアを結ぶ『成長トライアングルゾーン』を中心に、沿線の発展・活性化を推進し、全線各駅への展開も検討する」としています。

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