首位を走る町田、スコアレスドローで勝ち点「1」を獲得…湘南は今季初のクリーンシート達成

2024明治安田J1リーグ第13節が11日に行われ、湘南ベルマーレとFC町田ゼルビアが対戦した。

ここまで12試合を消化したリーグ戦で8勝1分3敗を記録し、勝ち点「25」の首位に立つ町田。J1初年度から快進撃を続ける同クラブは、前節の京都サンガF.C.戦を3-0の大勝で飾っており、3連勝を目指して敵地『レモンガススタジアム平塚』へと乗り込む。対する湘南は、降格圏と1ポイント差の17位につけており、サポーターの声援を背にホームで今季初の連勝を狙う。

試合は、序盤から湘南が連続でチャンスを作り出す。4分に左サイドからのクロスに反応した池田昌生が左足で強烈なシュートを放つが、町田のGK谷晃生がセーブ。5分にはボックス手前での細かいパスワークから平岡大陽が左足を振り抜いたものの、ボールは枠の右へとわずかに外れてしまった。

その後は、あらゆる場面で激しい接触が多発する強度の高いゲームを両者が展開。合計4枚のイエローカードが提示された前半は、湘南が町田を大きく上回る9本のシュートを放ったものの、GK谷の活躍もあり無得点のままハーフタイムに突入する。

すると、後半立ち上がりの56分に町田がビッグチャンスを作り出す。右サイドバックの鈴木準弥が縦パスを差し込み、荒木駿太のフリックから平河悠が右サイドの裏に抜け出す。そのまま運んでクロスを送ると、飛び込んできたオ・セフンがワンタッチでネットを揺らすが、VARの介入により荒木のポジションがオフサイドと判断され、得点は取り消しとなった。

勢いに乗る町田は、62分に左サイドの高い位置でボールを持った平河が鋭く縦に突破。左足で挙げたクロスを、途中投入された藤尾翔太が頭で合わせるが、高い打点から放たれたヘディングは、惜しくもクロスバーに直撃してしまう。

一進一退の攻防が続くなか、両者ともに果敢にゴールへと迫るが、最後まで得点は生まれず試合は終了。0-0で勝ち点「1」ずつを分けあった。次節は15日に行われ、湘南はアウェイで柏レイソルと対戦。町田はホームでセレッソ大阪と対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ 0-0 FC町田ゼルビア

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