「ピラミッドゲーム」宇宙少女 ボナ、共演者の印象は“チャン・ダアとIVE ウォニョンは全然違う”

写真=TVING

宇宙少女のボナが、「ピラミッドゲーム」の撮影当時を振り返った。

ソウル鍾路(チョンロ)区の某所では最近、TVINGオリジナルシリーズ「ピラミッドゲーム」の放送終了に際して出演陣へのインタビューが行われた。

同作は、毎月の投票によっていじめの対象者が選ばれるペクヨン女子高2年5組を舞台にした“サバイバル序列戦争”ドラマ。原作となったWEB漫画は韓国のNAVERに掲載中で、大胆かつ独創的な世界観が学園スリラーの新境地を開拓した。

ボナは劇中、序列戦争のピラミッドを壊す狙撃手となる転校生、ソン・スジを熱演した。キャスティングが発表された当時から「原作コミックをそのまま再現したビジュアル」と反響を呼んだ彼女であるだけに、作品への思い入れもひとしおだったという。

今回のインタビューでボナは、「とても幸せな1ヶ月でした。たくさんの方に今後の展開が気になると言われました」と撮影期間を振り返り、「このあとどうなるの? という電話も貰ったのですが、情報がない状態で見てもらったほうが面白いと思って誰にも教えませんでした」と笑いを誘った。

彼女はさらに、「寄せられたコメントの一つひとつを解釈することができなくて、詳しい反応はよくわからない状況ですが……Instagramのコメントに外国語が増えていることは把握していて、実際にランキングが高いと伺ってありがたい気持ちです」と満足感をあらわにしている。

ドラマの序盤では、Fランク判定を受け合法的にいじめのターゲットとなったソン・スジ。今回の演技を通じて間接的にいじめを経験することとなったボナは「学生の頃から練習生として生活していたので、学校での思い出は少ないです」と語り、「『こうすればいいのか』と考えさせられることはたくさんありましたが、ソン・スジのように勇気を出すことは難しいと感じました。それだけに、より彼女のことをかっこよく思いましたし、勇気を振り絞ったシーンをもっと上手く撮影できればよかったと思った記憶があります。このようなことが実際に起こらぬようにと願うばかりです」と強調した。

韓国では実際に、「ピラミッドゲームのようなことを真似しないように」と注意喚起される学校もあったという。

これに対してボナは「『いじめはどのような理由があろうと正当化できない』というメッセージを込めた作品なのに、それを真似するなんて残念極まりないと思います。皆が警戒心を持って、そのようなことは決して起こらないでほしいです」と伝えた。

また、ボナは共演者であるチャン・ダアについても語った。

彼女はチャン・ダアの妹であるIVEのウォニョンにも言及し、「もともと2人と同じ事務所に所属しているので、知ってはいました。確かに似ているけれど、それぞれの魅力がはっきりしていて不思議に思います。初めて会った時は外見が良く似ていると思いましたが、話をしてみると全然違う部分も多いなと感じました」とそれぞれの魅力について触れた。

チャン・ダアは劇中、優雅な佇まいの中に裏の顔を隠し持ったペク・ハリンを演じ、ソン・スジと対立した。

これについては「チャン・ダアとペク・ハリンは本当にかけ離れています」と一言。「(チャン・ダア)は素直で礼儀正しくて、現場では楽しく撮影しました。こんな感じに進めたいと提案があれば、お互いの意見に合わせたり……殺伐とした空気はありませんでしたよ」と笑いを誘った。

「ピラミッドゲーム」は新人女優を積極的にキャスティングしている。そのため、ボナは先輩としての立ち回りにも気を配ったという。

ボナは「以前は先輩たちとの撮影が多くて、皆さんとても素敵でした。『私が今後その先輩たちのように後輩に接することができるのか』というプレッシャーはありました」と振り返り、「実際に撮影が始まると、それぞれが自分のやることを頑張ってくれていたので、心配する必要はなかったようです。一緒に良い作品を作っていきたいという気持ちで臨みました」と語った。

共演者らとのジェネレーションギャップに関しては「ありがたいことにみんなが私をとても好きになってくれました。そういったことは現場で多くて、私は流行についてよく知らないので『こんなのがあるの?』という反応をたくさんしました。学校という特性上教室でみんなが一緒にいるシーンばかりなので、実際に同じ学校に通うような気持ちで接したら親交が深まりました」と自然体の姿を見せた。

「ピラミッドゲーム」は、韓国のストリーミングサービスTVINGで好評配信中。

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