何してた?井上尚弥とリング上がったロバート山本 事情明かす、公式「裏の審判」トイレにも同行「やっと気付かれた」

 関係者としてリングに上がるロバートの山本博=6日

 ロバート・山本博が11日、カンテレ「ドっとコネクト」にリモート出演。6日のボクシング世界戦、井上尚弥VSルイス・ネリの試合で井上陣営とともに、関係者としてリングに上がっていた事情を説明した。

 ネット上でも大反響があった件。「世紀の一戦 なぜそこにロバート・山本」のコーナーが設けられ、石井亮次アナが「何してたの?から、教えてもらっていいですか」と聞くと、リモート出演した山本は笑いながら「日本ボクシングコミッションの仕事をしており、今回の試合のみならず以前から仕事をしています。今回は井上尚弥選手の担当でした」と説明した。

 日本のボクシングを統括し、国内で試合をするには日本ボクシングコミッションが入り、レフリー、ジャッジがおり、計量、ドーピング検査なども担当するという。

 山本は「インスペクター」の資格を取得しているとライセンス証を示し、「裏の審判みたいな感じです」と説明した。

 ハイヒール・リンゴが「お笑いの仕事じゃなかったん?」と驚いて見せると、「コントではございません」と笑わせた。

 「インスペクターは」は当日の計量や選手誘導など試合進行に関わる全般業務を担うと紹介され、井上の担当になったのは「全くたまたまです」とした。

 6日の場合は、世界戦4試合の各選手それぞれにインスペクターがつき、「ドーピングチェックした後に何を摂取しているのかチェックし、トイレもついていきます。試合の進行係、クリーンな状態でリングの上にあげるお仕事です」と説明した。

 大反響について「やっと気付かれたんだ」と笑い「他の世界戦もやらせていただいてたんですが、僕の中では気付かれないものだと思ってやってました」と語った。

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