「彼が無得点ならとても驚く」「相手には苦痛」古橋亨梧の“天王山ゴール”をOBは確信!一部の批判に反論「ベストのストライカーはそういうもの」

いよいよ迎えた天王山だ。これまでの実績からも、大きな期待が寄せられるのは当然だろう。

スコットランドリーグは5月11日、第36節でセルティック対レンジャーズのダービーマッチが行われる。頂点を競っている2チームのオールドファームだ。

セルティックは宿敵に3ポイント差をつけて首位に立っている。この試合に勝ち、差を6ポイントにすれば、実質的に優勝確定と言えるだろう。逆に、レンジャーズは追いつくために勝利が必須だ。

ブレンダン・ロジャーズ監督のチームには、レンジャーズ相手に何度も重要なゴールを決めてきたエースがいる。もちろん、古橋亨梧のことだ。日本人ストライカーはこれまで、レンジャーズと12回対戦し、7ゴールをマークしている。

【動画】前節に古橋が決めた鮮烈2ゴール
OBも古橋の活躍を確信しているようだ。

地元紙『Daily Record』によると、エイダン・マクギーディは「キョウゴは重要な役割を担う。彼が得点をあげなかったり、チャンスを手にすることがないまま終えたら、とても驚くだろう。キョウゴは加入してからレンジャーズにとって大きな苦痛の種だった」と話した。

「ビルドアップに大きく関わらずに評価されず、だが何もないところから何かをする、彼はそういうタイプの選手だ。ベストのストライカーはそういうものだよ。シーズン序盤は新しいプレースタイルへの適応が騒がれた。アンジェ・ポステコグルーのチームとは違うからだ。だが、毎週の仕事ぶりからだけでも、彼がチームから決して外せない選手のひとりであるのは変わらない」

「ストライカーのサラリーが最も高く、最も引っ張りだことなる選手なのには理由がある。キョウゴの試合に対する影響力が議論にならなかったら、私はとても驚くだろうね」

今季はロジャーズの新システムで過去2シーズンのようにはゴールを量産できず、批判されることもあった。だが、ここぞという局面で頼りになるのは変わらない。古橋はまたも大一番でゴールを決め、3連覇に貢献できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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