「若者版ダボス会議」のフォーラムが長崎市で初開催…国連の中満事務次長も登壇

世界のリーダーが集まり国際的な社会問題について議論する「ダボス会議」の若者版とも言われる「ワン・ヤング・ワールド」のフォーラムが長崎市で始まりました。

長崎での開催は初めてで、平和がテーマです。

11日に長崎市の出島メッセ長崎で始まったのは「ピース・プレナー・フォーラム」です。

国の内外で活動する若者約150人が参加し、「平和」をテーマにしたトークセッションなどが行われました。

国連の軍縮担当上級代表の中満泉事務次長も登壇し、軍拡競争や宇宙空間での活動、それにAI=人工知能を含む技術発展のリスクを指摘しました。

そして、希望を届けることは若者の役割で、多くの人との対話の中で平和への投資が安全保障にとって重要だと納得させてほしいと語りました。

国連 中満泉 事務次長(軍縮担当上級代表)
「忘れてはいけない教訓は真ん中に人間を据えること。平和と安全保障の活動の中心は人間だということ。鍵は人を中心に置いた安全保障。テクノロジーに動かされるのではなく、テクノロジーを人類の利益のために使ってほしい」

フォーラムは12日までで、平和の実現に向けた意見交換が予定されています。

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