ASTROチャウヌ、メンバー故ムンビンさんの「思い出を生かし続ける」ために ミニアルバム「ENTITY」制作

ASTRO(アストロ)のチャウヌが、亡きグループメンバーのムンビンさんの「思い出を生かし続ける」ために、ミニアルバム「ENTITY」を発表したと語った。

ムンビンさんは昨年4月、25歳という若さでソウルの自宅で死亡しているのが発見された。

チャウヌは、韓国のトーク番組「ユ・クイズON THE BLOCK」に出演し、エモーショナルな自身のソロデビューアルバムについて「昨年は僕にとって、とてもつらい年だった」「連日連夜の撮影とレコーディングの後、ムンビンの視点を反映させようと歌詞を書いた」「人は簡単に忘れてしまう。それを考えるだけで本当に腹が立つ。ムンビンのことを書くことで、彼の思い出をより長い間生かすことができると思った」と語った。

仲間を悲劇的に失った後、事務所からは「活動を休止してもいい」と言われたが、チャウヌは休止する代わりに、ドラマ「ワンダフルワールド」のソニュル役を引き受けた。「ソニュルに縁を感じて…彼のバックストーリーが、僕の心を打った」「自分の世界が崩壊しないように、自分を奮い立たせて頑張らなければならないと感じた。事務所からは休んでもいいと言われたけど、『ワンダフルワールド』をやりたかった」。

同作は、ひき逃げ事故で息子を亡くし、人生が崩壊した作家兼教授が復讐を果たし、刑務所に入ることになるというストーリー。悲しみ、罪悪感、救いというテーマを探求した作品で、最後に「世界がもっと平和になり、喪失の痛みを抱えた人々に愛情を深く抱くことができますように」という痛烈なセリフで終わる。

チャウヌは「これは、一生自分の中に残るものだと思う。だからもっと努力して、ムンビンのためにもしっかり生きて行こうと思う」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社