雲仙・普賢岳の噴火災害「いのりの日」を前に「定点」清掃

43人が犠牲になった雲仙・普賢岳の噴火災害から33年となるのを前に、マスコミ関係者が取材にあたっていた「定点」で清掃活動が行われました。

雲仙・普賢岳のふもと島原市上木場地区の「定点」一帯の清掃活動には、地元住民とマスコミ関係者約60人が参加しました。

1991年6月3日、この一帯を襲った火砕流で消防団や警察官、マスコミ関係者など43人が犠牲になりました。

新聞労連九州地連が主体的に保存整備に関わり、災害報道を考える機会にしたいと関係者に参加を促しました。

新聞労連九州地連
山口 栄治 委員長
「慰霊と同時に地元の方を巻き込んだという話はずっと33年間言われ続けてきた。反省する、学びながら継承することを今後続けていきたい」

安中地区町内会連絡協議会
阿南 達也 会長
「もうしばらくこの状態が続く。あとは若い人にどうつなぐか困っていることもあるが心配する以上に進んでいくのではないかと思っている」

参加者は、かつての取材の在り方を振り返りながら2時間ちかく作業に汗を流しました。

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