金星や火星の天気は?太陽系のお天気展 京都産業大学神山天文台 京都市北区

金星や火星といった 地球以外の太陽系の惑星の天気について学べる特別展が、京都市北区の京都産業大学神山天文台でおこなわれています。この特別展は、金星や火星などの天気との比較を通して、地球の天気への理解を深めてもらおうと開かれたもので、会場には、およそ30点のパネルが展示されています。大気の大部分を二酸化炭素が占め温室効果のため1年中気温がおよそ460度と灼熱の惑星となっている金星。一方、地球に比べて大気が薄い火星は夏でも最高気温が氷点下25度にとどまり凍りそうな環境です。会場ではこの他、地球上に異常気象をもたらす偏西風の蛇行についての研究内容などが動画で紹介されています。京都産業大学神山天文台の河北秀世台長は「地球の天気が隣の惑星である火星であるとか金星と比べて、どんな風に違うのか、私たちが住んでいる地球がいかに恵まれた環境にあるのかを是非見ていただけたらと思う」と語りました。この特別展は8月9日まで開かれています。

© KBS京都