【中日】中田翔&柳裕也の活躍で連敗ストップ 立浪監督「セは団子状態。くらいついていきたい」

中田翔

中日が中田翔内野手(34)と柳裕也投手(29)の活躍で11日の広島戦(マツダ)に4―0で勝利。連敗を「3」でストップした。

6回無死一、二塁のチャンスをつかんだ中日だが3番・カリステが三振、4番・細川が中飛に倒れ二死。嫌なムードが漂いかけたが、5番・中田は広島先発・九里のストレートをジャストミート。打球は左中間フェンスを直撃し、走者2人が生還。「頑張って投げている(先発の)柳に、遅くなったが先制点をプレゼントできて良かった」。中田の一振りがチームに勢いを与えた。

投げては先発・柳が7回2安打無失点。「個人的にも全然いい投球ができてなかったので今日にかける思いは強かった。勝つとうれしいですね」という柳は3回以降、許した走者はカリステの失策による1人だけという完璧なピッチングで4月5日の広島戦(マツダ)以来となる2勝目をゲットした。

立浪和義監督(54)は「柳は立ち上がりから真っすぐの切れとスライダーのコントロール、曲がり具合が良かった。今日はすばらしい投球をしてくれた。中心としてやってもらわないといけない投手。今日の投球を続けてもらいたい。(中田は)試合を決める一打を打ってくれた。これからも期待したい」と投打のヒーロー2人を絶賛。「セ・リーグもまだまだ団子状態にありますので、そこから脱線しないようくらいついていきたいと思います」と逆襲を誓った。

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