「マエダは危険、脅威だ」復帰の前田大然を宿敵専門メディアが最大警戒!「彼の存在でセルティックの攻撃は別次元になる」

大事なところで嫌な相手が戻ってきた――宿敵は、そう感じているかもしれない。

5月11日に行われるスコットランドリーグ第36節、セルティック対レンジャーズのオールドファームは、実質的な優勝決定戦と言える重要なダービーマッチだ。

しのぎを削ってきたライバルの2チームは、現在3ポイント差。首位に立つセルティックは、今回のビッグマッチで勝てば、事実上3連覇が確定と言えるだろう。一方、2位のレンジャーズは勝つしかない。並び立つことができなければ、王座奪還の可能性はほとんどなくなる。

そんなタイミングでセルティックの前田大然が戦列復帰を飾ったのは、レンジャーズにとって逆風と言えるだろう。当初はケガでシーズン絶望とも言われた日本人ストライカーは、驚異の回復力で前節復帰を果たした。オールドファームではスタメン復帰が予想されている。

レンジャーズとサポーターは、先月のアイブロックスでのダービーで開始早々に前田に先制点を献上したことを覚えているだろう。主将ジェームズ・タバーニアが、韋駄天FWのスピードに煮え湯を飲まされた場面のことだ。

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それだけに、レンジャーズ専門サイト『Ibrox News』は5月10日、「マエダが完全にフィットすれば、セルティックの攻撃力は大きく増す」と、日本人ストライカーの復帰を警戒した。

「彼の負傷からの復帰は、チームにとって重要なタイミングで訪れた。事実上の優勝が決まる勝利を目指しているからだ」

同メディアは「オフ・ザ・ボールの動きとボックス内のスペースを見つける能力で、マエダは攻撃の危険な脅威となる。レンジャーズは警戒しなければならない」と続けている。

「彼の存在はセルティックの攻撃戦略に別の次元をもたらし、相手が効果的に守るのを難しくさせる」

頂上決戦で前田は先月のようなインパクトを残すことができるのか。レンジャーズがどのように対策しようとするかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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