韓国裁判所にサイバー攻撃 北朝鮮か、大量データ流出

南北軍事境界線の北側にある北朝鮮の「宣伝村」に掲げられた国旗。韓国側から撮影された=2022年7月(ロイター=共同)

 【ソウル共同】聯合ニュースは11日、韓国の裁判所のネットワークが約2年間にわたり北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」によるとみられるサイバー攻撃を受け、個人情報を含む大量のデータが流出したと伝えた。韓国警察庁が他機関との合同捜査結果として明らかにした。セキュリティーの脆弱さに批判が集まりそうだ。

 聯合によるとネットワークは2021~23年に侵入され、計約1014ギガバイトの分量に当たる資料が盗まれた。内容が分かっている中には裁判当事者の陳述書や、債務、婚姻、診察などに関する個人情報が含まれている。

 覚知やその後の対応の遅れなどのため、盗み取られた大半の資料は内容すら把握できない状態だという。

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