栗東市 ニプロファーマ新工場 完成

大阪府に本社を置く医薬品の開発・製造会社、ニプロファーマの新しい工場が栗東市に完成しました。抗菌薬の生産能力向上や県内の雇用拡大が期待されています。

栗東市六地蔵に完成したニプロファーマの近江工場は、甲子園球場およそ3個分にあたる敷地面積およそ10万6000平方メートルを誇ります。

ニプロファーマによりますと、国内では抗菌薬の需要が伸び続けていて、近江工場は、秋田県・三重県に続く3カ所目の生産拠点となっています。

親会社であるニプロの佐野嘉彦社長は、「国内3拠点での抗菌薬の生産体制を今まで以上に構築することにより災害対策の強化、さらなる安定供給を図ってまいりたい」としています。

工場内での雇用はおよそ135人を見込んでいて、式典に出席した三日月知事は「健康しがの取り組みが進むよう工場で働く人の人材育成などに取り組んでいきたい」と話していました。

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