群馬、朝鮮人追悼碑の集会 「撤去は歴史修正に加担」

群馬県が行政代執行で撤去した朝鮮人労働者追悼碑に関する集会で、犠牲となった労働者に向け献花する参加者ら=11日午後、前橋市

 群馬県が行政代執行で撤去した朝鮮人労働者追悼碑について、碑の管理団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」が11日、前橋市で集会を開き、県の対応を「歴史修正主義を後押しした」と改めて批判した。守る会は集会をもって解散し、今後新たな団体を立ち上げ活動を続ける。「強制的な労務動員の事実を伝え、碑の再建を目指す」としている。

 碑は太平洋戦争中の朝鮮人労働者追悼を目的に、前身の市民団体が県立公園「群馬の森」(高崎市)に設置。その後、追悼式での出席者の発言が「政治的行事を行わない」との設置許可条件に反するとして、県は許可を更新しなかった。今年2月に撤去した。

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