【トランポリン】西岡隆成 パリ五輪選考会はあくまで通過点「パリの模擬試合として攻めた演技を」

2年ぶりの優勝を果たした西岡隆成

トランポリンの世界選手権(昨年11月、英国・バーミンガム)で銅メダルを獲得した男子の西岡隆成(近大)が、自身の演技を冷静に分析した。

ヤマト市民体育館前橋(群馬・前橋市)で11日に行われた男子の決勝は西岡隆成(近大)が60・660点をマークして2年ぶりの優勝。12日のパリ五輪代表選考会を兼ねるトランポリン・グランドチャンピオンシップ(TGC)を前に「明日の自信にもつながるし、意識するべきところや反省点をしっかりと見つけれたので、明日に生かしたい」と収穫を口にした。

試合運びに関しては「予選が終わって決勝に行くまでの流れは五輪と多分同じだと思うが、そういう流れの中で決勝の後半から足がつっていた」。内容については「やっぱり10本やりきりたいという思いの中で、技を焦ってしまった。トランポリンをしっかりと踏んで、高さの部分であったりとかが意識できていなかった」と振り返った。

12日の大一番に向けては「パリの予選がかかった大事な大会だけど、そういう考えで挑むではなく、あくまで自分がパリに出ると想定した中で、今の構成をさらに大会で磨いていけるように、パリの模擬試合として自分の攻めた演技をして、しっかりとやっていけたら」と決意を述べた。

女子は東京五輪代表の森ひかる(TOKIOインカラミ)が55・260点で制した。

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