梅沢富美男 大河ドラマ撮影中ブチギレ!セリフの順番変更聞かされず「やってられるか!」→衝撃展開に「おかしいだろ!」

 梅沢富美男

 俳優の梅沢富美男が11日放送のテレビ朝日「激レアさんを連れてきた。 逆境人生SP」に出演。NHK大河ドラマに出演した際の「ブチギレ事件」が掘り起こされた。

 番組では梅沢の半生を振り返った。大衆劇団の女形スターが、1982年に「夢芝居」を大ヒットさせて、世間でも大人気の存在に。そのウラにあった、ブチギレ騒動による芸能界引退危機が明かされた。

 その一つ、大河に話が及ぶと、梅沢は「それはさ、大河って撮影がどんどん遅れるのよ。明治座で仕事してたら『夜中に来てくれ』って言うのよ。仕方が無いじゃん、行くしかないのよ」と、急きょ呼ばれて深夜に行われた撮影を語り出した。

 「そしたら、セリフが変わっちゃったのよ。お殿様のセリフから始まるのに、オレのセリフから始まることになったって言うのよ。それを撮影する前に言ってくれればいいじゃん。それが『10秒前、9、8…』って始まって、オレがじーっと黙ってたら、いきなり助監督が、『梅沢さん、梅沢さん』っていうから『なんだよ、お殿様のセリフだろ?』って言ったら、制作の連中が降りてきて『梅沢さん怒ってますよ』って言うからさ」

 セリフの順番が変わったことを本番前にきちんと聞かされていなかったことに憤慨した梅沢。「すいません、梅沢さんから言ってもらうことに」と説明を受けたが「先に言えよ!」と怒鳴ったという。

 「オレは頭来たから、『やってられるか!』って言ったわけ。『さっさと殺してくれ!この役』って」とブチギレ。それでも「撮影はしたよ、一応。帰ったのは4時頃かな」という梅沢。次回の台本が届き、読むと、梅沢の役が「わしは死ぬんじゃ」と死んでしまう物語になっていたという。

 梅沢は「いきなり殺すか?おかしいだろう。重要な役なのに」と大声を張り上げ、まさかの希望通りの早々のクランクアップに、納得いかない様子だった。

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