関東のエイサーシンカを紙芝居で応援 フェス実行委員がクラウドファンディング 踊り方や掛け声など解説

CFへの協力を呼びかける東京都沖縄区の平良英之代表(左)と来間祐一郎さん(右)、紙芝居師のヤムちゃん=9日、沖縄タイムス東京支社

 【東京】紙芝居を使って子どもたちにエイサーの魅力を伝えるプロジェクト「エイサー、アゲイン」が、クラウドファンディング(CF)に挑戦している。目標額は100万円で、オリジナル紙芝居の制作費とプロの紙芝居師の出張費に充てる。締め切りは7月12日。同13、14日に東京・中野で開催されるエイサーイベント「中野チャンプルーフェスタ」でお披露目する予定。

 関東にもエイサー隊が多くあるが、少子化やデジタル化の影響で若年層が減少傾向にあるという。担い手不足が顕在化している団体もあり、危機感を持った同フェスタ実行委員会副会長の上原慶さん、東京都沖縄区代表の平良英之さんがプロジェクトを企画した。

 紙芝居ではエイサーの道具や踊り方、かけ声などの形式を分かりやすく解説。沖縄出身の紙芝居師「ヤムちゃん」が各地を回って講演する。

 平良さんは「エイサーシンカの種をまいて、沖縄文化の継承に役立てたい」と意欲。ヤムちゃんは「エイサーに親しんでもらえる第一歩になってほしい」と話した。

 CFはこちらから https://motion-gallery.net/projects/eisa-again

 (東京報道部・照屋剛志)

© 株式会社沖縄タイムス社