【阪神】近本光司 プロ初満塁弾はチームトップ6号「数字に関しては何も考える必要はない」

阪神・近本光司

阪神は、11日のDeNA戦(横浜)に9―11で逆転負け。それでも、好調の近本光司外野手(29)が、この日もバットで魅せた。

1点リードで迎えた3回、無死二、三塁で5番・佐藤輝、6番・井上の連続適時打で2点を追加した。なおも二死満塁で、打席に立ったのは前日も5号ソロを放った好調・近本。ど真ん中に入ったスライダーを捉えた打球は、右翼席に大きなアーチを描き、プロ初のグランドスラムとなった。

だが、中盤以降に投手陣が崩壊。7点リードをひっくり返され、背番号5が放った6号満塁弾も空砲に…「追加点とはなったが、(結果は負けたので)複雑な気持ち」と淡々と語った。また、本塁打数もチーム最多となったが、「数字に関しては何も考える必要はないと思っています。いいストライクがあれば振りにいくという意識で、常に打席に入っているので」と自身の打席に対し、ストイックに振り返っていた。

先陣を切る近本が明日もチームに流れを呼び込み、カード最終戦をしっかり勝ち切りたいところだ。

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