【新日本・BOSJ】絶不調の高橋ヒロム KUSHIDAにギブアップ負け「自分を信じた結果がこれだ!」

KUSHIDA(奥)に敗れてしまった高橋ヒロム

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が11日の千葉大会で開幕。Bブロック公式戦で高橋ヒロム(34)がKUSHIDA(40)に敗れ、まさかの黒星発進となった。

過去8度の出場で3連覇(2020~22年)を含む4度の優勝を誇るヒロムだが、今年は暗雲が垂れこめている。1月4日東京ドーム大会でエル・デスペラードに敗れてIWGPジュニアヘビー級王座を失うと、シングル戦でいまだに勝利がない絶不調のままBOSJを迎えた。

復活を期すヒロムはKUSHIDAの腕攻めに苦しみながらも、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMB Ⅰ・Ⅴで攻勢に出る。しかし、TIME BOMB Ⅱの体勢に入ったところでアームロックを決められると、そのままホバーボードロックに移行された。

バック・トゥ・ザ・フューチャーこそ逃れて首固めで押さえ込んだが、再度ホバーボードロックに切り返されてしまう。そのまま手首も極められ無念のギブアップ負けを喫してしまった。

ベテランの執念に屈したヒロムは「自分を…自分を信じた結果がこれだ! 思い出すな、思い出したくないことを! 俺の食らった技の中で、人生で一番痛かったのが2018年に大阪城で食らったホバーボード(ロック)だ。痛え、悔しいな! 悔しいけど、次につなぐためのギブアップだと、俺の中でそう思っている。クソーッやっちまった! チクショー!」と悔しさをあらわに。

スランプの出口が見えないタイムボムの導火線に火がつくのは、いつになるのか――。

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