広島・新井監督 7度目完封負けに「そこは私が考えてという形」7戦未勝利の先発・九里は「ナイスピッチング」一問一答

 完封負けを喫し、厳しい表情で引き揚げる新井監督(撮影・市尻達拡)

 「広島0-4中日」(11日、マツダスタジアム)

 広島が今季7度目の完封負けを喫した。新井貴浩監督は貧打に逆戻りした打線について、「そこはまた私が考えて、という形です」と強調した。

 6回2失点で4敗目を喫した先発・九里については「亜蓮もナイスピッチングだったと思います。試合もつくってくれましたし」と評価した。以下、新井監督も主な一問一答。

  ◇  ◇

 -柳にまたやられた。

 「そこはまた私が考えて、という形です」

 -先発・九里に会沢を今季初めて組ませた意図は。

 「亜蓮もいいピッチングをしているんだけど、勝ちを付けられていないので、アツの力を借りようかなと。亜蓮もナイスピッチングだったと思います。試合もつくってくれましたし」

 -九里先発時に点が取れない試合が続いている。

 「そうやね。本人も苦しいと思いますし、その中でもしっかり試合をつくってくれているので、こちらもよく分かっているので。次こそはということでの今日だったんですけど、また次こそはと思って臨みたいと思います」

 -一塁起用した坂倉は今後も試合に出しながら復調を待つのか。

 「そうやね。打席の中で修正していってもらいたいなと、そう思っています」

 -リフレッシュを兼ねて試合から外して調整させることもできる中、起用し続ける狙い

 「本人もいろいろ考えていると思うし、苦しいと思う。考え方って2つあると思う。『リフレッシュして来い』というのと『いや、ここは逃がさんぞ』と。考え方が2つあると思う。自分は『逃がさんぞ』と思っているから」

 続けて

 「本人が一番苦しいと思う。やってもらわないといけない選手だし、やれる選手だと思っているし。逃がさないよという気持ちです」

 -今後は捕手ではなく、一塁での起用が増えそうか。

 「それも考えてる。コイシ、石原も結果出しているし、そこら辺は考えてる」

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