首位に並んだ山下美夢有「パットをしっかり決められた」 今季初V懸かる大一番に「一打一打に集中する」【RKB×三井松島レディス】

15番、ティーショットを放つ山下美夢有(撮影・西田忠信)

◆RKB×三井松島レディス第2日(11日・福岡県福岡CC=6305ヤード、パー72)賞金総額1億2千万円、優勝2160万円、出場107選手=アマ4、晴れ、気温25・3度、南の風8・8メートル、観衆5581人

2年連続で年間女王に輝きながら今季まだ勝ちがない山下美夢有が、今シーズン初優勝を射程に捉えた。「1・5メートルぐらいの神経を使うパットもしっかりと決められた」と振り返りつつ、「(最終)18番でバーディーを決めていれば」と、単独首位に立てなかった悔しさもにじませた。

この日は首位と1打差の4アンダー、4位タイでスタート。3バーディー、ボギーなしの68で回り、通算137の7アンダーで岩井千怜、佐久間朱莉と首位に並んだ。

昨年は岩井姉妹との三つどもえのプレーオフ(PO)で敗れて2位。今大会はその雪辱と今季初優勝が懸かる上に、今夏のパリ五輪代表選考に向けて少しでも世界ランキングを上げておきたい重要な戦いだ。山下は「(勝負を決めるのは)最終的にはパット。一打一打に集中して頑張りたい」と、表情を引き締めた。(山崎清文)

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