【マリーゴールド】ジュリア考案〝海岸合宿8番勝負〟 ロッシー小川代表「有意義な時間でした」

前左からMIRAI, 後藤智香, ジュリア, 青野未来, 林下詩美, 桜井麻衣。後左から南小桃, CHIAKI, 翔月なつみ, ビクトリア弓月, 松井珠紗, 石川奈青

女子プロレス新団体「マリーゴールド」が11日、神奈川県の海岸で特訓を敢行した。

参加者はジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、石川奈青、青野未来、松井珠紗、翔月なつみ、後藤智香、CHIAKI、練習生の南小桃。「マリーゴールド旗揚げに向けて海練習するぞ!」というジュリアの掛け声で幕を開けると、全員でまずは準備体操としてスクワットとランニングをスタートさせた。

さらにテンションの上がった選手たちは組体操で記念撮影。一通り身体をほぐすとジュリアが指揮を執り、夜中の3時過ぎまで考えたという旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)に向けた〝8番勝負〟を敢行することに。1組4人の3チームに分かれ、ビーチフラッグや鬼ごっこ、相撲などで競い合った。3キロのボールをジャーマンスープレックスの形で投げる種目や、レスリングを模したゲームで互いの力を確かめた。

途中には「ロッシータイム」と銘打たれたアピールタイムが設けられ、30秒間全員がロッシー小川代表に特技を披露した。後藤はあいみょんの名曲「マリーゴールド」を熱唱。大会ポスターで右端に追いやられたことに悔しさを漏らしていた石川は、青野の顔面の上に自身の写真を添付した自作Tシャツを見せて猛アピール。その姿に激怒した青野と大乱闘となった。

魅惑の「ロッシータイム」を制したのは、海にダイブしてアピールしたCHIAKIだった。最終的にMIRAI、後藤、翔月、石川のCチームが優勝。最下位だったジュリア&桜井&弓月&CHIAKIが、アルゼンチンバックブリーカーの状態でスクワット100回を罰ゲームとして強いられ、疲労困ぱいで特訓を終えた。

海岸特訓を終え小川代表は「旗揚げの前に士気を高めるためにも結束を高めるためにも有意義な時間でした」と語り「道場では一緒になるけど、こういう時間を共有することは少ないと思うので。私も青野が意外と足が速かったり、知らなかった面を知ることができました。詩美の相撲の強さは健在だったしね」と笑った。

「昭和を終わらせない」と豪語する小川代表は「昭和的な合宿が今はない。昭和の良いものは取り入れていかないといけないからね。また開催したいですね」と定期開催に意欲を見せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社