横浜Mが逆転で第1戦を制す!後半39分に渡辺皓太が劇的V弾 ACL決勝、5万超の本拠地大歓声

 後半、VAR判定後に勝ち越しのゴールが決まり喜ぶ横浜M・渡辺皓太(左)=撮影・堀内翔

 「ACL・決勝・第1戦、横浜M2-1アルアイン」(11日、日産スタジアム)

 ホームの大声援を背に受けての第1戦。勝利への執念が逆境をはね返した。

 開始から攻勢を仕かけた横浜Mだが、序盤に痛恨の失点を喫する。前半12分。アルアインのMFラミヒが抜け出してGKと1対1に。このシュートは横浜MのGKポープウィリアムがブロックするが、こぼれ球をMFのM・バルーシに押し込まれ先制点を献上した。

 その後も押し込み続ける横浜Mだがゴールを奪えずにいると、前半30分にはMFパラシオスの強烈なシュートがポープウィリアムの股を抜けてゴールネットを揺らす。これはVARが介入してオフサイドの判定で難を逃れる。

 後半もゴールに迫りながら得点できない状態が続くが、迎えた後半27分だ。右サイドからのFWヤンマテウスのクロスを、FW植中が頭で合わせて同点ゴールを奪う。

 そして同点の後半39分。ヤンマテウスの右からのクロスにFW宮市がハーフボレーで合わせると、さらにMF渡辺皓が押し込んでゴールネットを揺らす。一時はオフサイドの判定もVAR判定でゴールが認められ、5万3704人が詰めかけたスタンドから大歓声がわき上がった。

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