ミランはRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンジャミン・シェシュコの獲得に向けて、5000万ユーロ（約84億円）を準備しており、アーセナルとの獲得競争に勝利したいと考えているという。イタリア『Gazzetta dello Sport』が報じている。
シェシュコはボローニャに所属するジョシュア・ザークツィーと並び、今シーズン限りで退団の決まっているオリヴィエ・ジルーの後任として、FWの補強候補の1人とされていた。
同紙によると、ミラン首脳陣とシェシュコ側との会談は順調に進んでおり、現地時間11日に行われるカリアリ戦に招待される可能性があるという。シェシュコの契約解除金は5000万ユーロと伝えられており、ミランはその額を用意する構えだという。
昨夏ミランから完全移籍オプション付きのレンタルで、アタランタへ移籍したシャルル・デ・ケテラーレは、同クラブへの完全移籍がほぼ確実となっており、アタランタのルカ・ペルカッシCEOは「デ・ケテラーレを買い取る」と明言している。買い取り額は約2500万ユーロ（約42億円）程度と見られており、そのままシェシュコ獲得の資金に費やすようだ。
今シーズン、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクからRBライプツィヒに移籍したシェシュコは、公式戦40試合に出場し16ゴール2アシストを記録している。スロベニア代表のマティアジュ・ケク監督は「彼は現代的なストライカーだ」と語り、このようにシェシュコを評価している。
「体格的に強さがあり、技術に恵まれ、成熟した選手だ。世界にこのような選手はそう多くない。着実に成長し、決断力がより研ぎ澄まされたと思う。さらにスピードという長所も持っている」
また同監督はシェシュコを、スロベニアの将来を背負う選手として将来に期待感を示している。
「ライプツィヒで成長していること、サッカー選手として進化していることに満足している。だからこそ、彼はスロベニアにとって重要な存在となっている。私が言えるのは、どのクラブでもいい取引となることだ。シェシュコは期待を裏切らないよ」
