パリで長野県産品をPR 五輪前にショップ開店

アンテナショップ「GOEN」のオープニングセレモニーでテープカットする「長野欧州貿易支援機構」の笹沢幸司代表理事(右端)ら=11日、パリ(共同)

 【パリ共同】長野県産食品などの欧州への輸出を目指す一般社団法人「長野欧州貿易支援機構」(長野県佐久市)は11日、パリで県産品をPRするアンテナショップ「GOEN(ゴエン)」を開店し、オープニングセレモニーを実施した。今夏の五輪を前に、世界中から多くの観光客が集まるパリを基点にして各国に販路を拡大させたい狙い。

 セレモニーで、同機構の笹沢幸司代表理事は「(日本産品の)輸出量の増加、世界の拡販につながるプラットフォームとなれたら幸いだ」と話した。特別顧問の柳田清二佐久市長らも出席した。

 長野県から13社2自治体が出展し、そばや栗菓子、おやき、みそなどを出品。山形県や京都市、徳島県などからも出展し、欧米や中東などへの進出に有利な「パリで通用するブランド」を目指す考えだ。

 同機構は、世界的な都市であるパリで販売しているという事実が日本国内でもPRとなり、国内販売への好影響やブランド向上効果も期待できるとしている。

© 一般社団法人共同通信社