津田健次郎「めちゃくちゃオーディションに落ちていました」“若手時代”からブレずに貫いてきたこととは?

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める津田のパーソナルな一面を知ることができるレギュラーラジオ番組です。5月5日(日・祝)の放送では、30代の男性リスナーから届いた「自信に関する悩み」についてアドバイスを送りました。

パーソナリティの津田健次郎

◆失敗を恐れずにフルスイングを

<リスナーからのメッセージ>
「よく“自信がある人のほうが魅力的”と言われますが、自分自身のことを深く知っていくたびに、至らない点や改善点に直面し、むしろ自信がなくなります。“自信があるように振る舞う”のも1つの手かもしれませんが、中身の伴わない自信家ほど見るに堪えないもの……。津田さん、自信ってどうやってつけるものなのでしょうか?」

津田:僕も相変わらず、自信がないところなんていっぱいありますよ。僕自身もまだ成長過程だと思っているんです、いい歳なんですけど(苦笑)。でも、まだ発展途上だとすごく思っています。

でも逆に、自信がついたところもあります。“自力でいけるところ・いけないところ”が分かった気がするんですよね。まず自力でいけないところは“褒められること”“認められること”。これらはやっぱり、人からの評価や言葉がすごく大きいので、これらは後からついてきて、さらに、それが自信につながる感じですかね。

また、大前提としてやっていきたいのが“(常に)全力を出す”ということです。すごく月並みな言葉ではあるんですけれども、失敗を恐れずにフルスイングしていれば、たとえ失敗しても(自信につながる)何かが残る気がするし、そこでちょっとでも力を抜いたり、サボったりすると、自信につながりにくくなる気がするんですよね。こういう一つひとつの積み重ねが、自信につながっていくのかなぁと思います。

あと、弱点を補うよりも長所をガンガン攻めたほうがうまくいく確率も高いですし、そこでうまくいけば、自信にもつながることがありますので、弱点は無理に克服しなくてもいいんじゃないかなっていう気はします。

僕は声の仕事を長くやっているんですけど、“爽やかな声”というのは最初からまったくチャレンジしてこなかったんです。若い頃とかは、なぜか爽やかな声を求められるオーディションが来たりしたんですけど、爽やかな声(のキャラ)なんて“やる気ゼロ”でしたもん(苦笑)。それよりもドスの効いた声をガンガン出して、めちゃくちゃオーディションに落ちていましたね(笑)。

「爽やかなキャラなんだから(もっとキャラに)合わせなさいよ」って怒られたこともありましたけど、(自分の長所をアピールするほうに)振り切ってやっているので“これでいい!”と思ってやっていましたね。

そんな感じで今までやってきたので、あまり参考にならないかもしれないですけど……みんな自信はないと思います。すごく自信たっぷりに見える人でも、もしかしたら、実はすごく自信のない部分がいっぱいあるかもしれない。

だけれども、腹をくくって“フルスイングで生きてやるぜ!”っていう姿勢が、(周りからは)自信があるように見えているのかもしれないですし、実際に自信につながっているのかもしれませんね。

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5月5日(日・祝)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年5月13日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

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