J1横浜Mが11日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦のアルアイン(アラブ首長国連邦=UAE)戦で2―1と逆転勝利を収めたが、中東勢の審判団による不可解判定が波紋を呼んでいる。
横浜Mは前半12分に先制を許すが、後半27分にMF植中朝日のヘッドで同点に追いつき、土壇場の40分にMF渡辺皓太が逆転弾を決めた。
先勝した横浜Mだが、この日はホームにもかかわらず不利な判定が連発。決勝点となった渡辺のゴールも、オフサイドがないのは誰の目にも明らかだったが、副審が遅れて旗を上げて主審もそれを指示。一度はゴールが取り消される場面もあった。
この日の審判団は主審と副審がカタールで、相手のアルアインと同じ中東勢だったことから、ファンやサポーターからは〝中東の笛〟と疑問視する声が沸騰。ネット上では「中東の笛過ぎるやろ、全然オフサイドちゃうやんけ。ひでぇ副審やな」「VARがなければ1―2下手したら1―3で負けてたからな 中東の笛の恐ろしさを痛感した」とビデオアシスタントレフェリーによるチェックがなければ〝中東の笛〟で負けていたとの指摘が相次いだ。
横浜Mは25日(日本時間26日)に敵地での第2戦で初のアジア王座を目指すが、大一番に向けて「相手のホームはマジで韓国かオーストラリアあたりの審判団で頼む。中東の笛はダメだって。永戸(勝也)の謎のイエローはマジで意味わからん」などと中東勢の審判団は回避するように求める声が続出している。
審判団を割り当てるアジアサッカー連盟(AFC)はどのような決断を下すのか注目が集まる。