「1位にならなかった史上最大のシングル曲」は557万のセールス&再生回数も 英チャートで認定

ザ・キラーズの『ミスター・ブライトサイド』が英国のオフィシャル・チャートで「1位にならなかった史上最大のシングル」に認定された。2004年にリリースされたこの曲は英チャートで最高10位だったものの、トップ100に最も長くランクインした曲となり、セールスと再生回数合わせ557万を達成、オアシスの『ワンダーウォール』を抑え「1位にならなかったシングルランキング」で首位となった。

同バンドはオフィシャル・チャート・カンパニーにこう話す。「『ミスター・ブライトサイド』が英国史上3番目のソング、そして、ナンバー1に届かなかった最大のソングとなりファンの皆に本当に感謝、少なくともまだ到達ならずだ!」「このトップ10は僕らにとって意義深いよ。『ミスター・ブライトサイド』はイギリスの皆に完全に受け入れられているっていうことで、皆とツアーで祝福するのが楽しみだ。僕らをサポートしてくれてありがとう。また会おう!」

オフィシャル・チャート・カンパニーのマーティン・タルボットCEOは「ここ数十年の人生を通して、そして人によっては一生を通して、私たちの多くとともに生きてきた曲なのです」と同曲の驚異的な人気の持続に敬意を表した。

当時のガールフレンドから浮気されたことをきっかけにこの曲を作詞作曲したフロントマンのブランドン・フラワーズは、スピン誌に語った。「まず、リフが聴こえてきて、詞は後から浮かんだんだ。携帯電話の前の時代だ」「このコードを最初に聴いた時、詞を書いた。僕らは時間を無駄にはしなかったよ。スタジオに入ってすぐにデモを作った。そこから時間をたくさんかけたんだ」「2番目の詞がない理由でもある。1番目と一緒さ。他にセリフがなくて、結局それが定着してしまったんだ」

大ヒットした曲を嫌いになるアーティストもいる中、ブランドンは未だに同曲を演奏するのが大好きだそうで、「これをライブでやらない日はないよ。時代を超えたんだし、誇りがある。これを歌うのは全く飽きないんだ」と続けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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