山菜採りの最中に沢で転倒か 山中で83歳男性の遺体発見 前日に行方不明者届 富山・黒部市

富山県黒部市内の山中で11日、83歳の男性が遺体で見つかりました。男性のリュックサックからは山菜が見つかっていて、警察は男性が山菜採りの最中に転倒したとみて、詳しい状況を調べています。

遺体で見つかったのは、富山県黒部市三日市の無職・立花勇さん(83)です。

警察によりますと、立花さんは10日午前8時半ごろ、乗用車で自宅を出てから行方が分からなくなっていて午後9時ごろ、家族が警察に届け出を提出していました。

翌11日午前、立花さんを捜索していた警察官が、自宅から10キロほど離れた黒部市宇奈月町下立の山中の道で立花さんの乗用車を発見。

警察と消防合わせて約30人が周辺を捜索したところ、乗用車から200~300メートル先の沢に、うつぶせで顔面が水の中に浸かった状態で倒れている立花さんを発見。その場で死亡が確認されました。

立花さんの前頭部には裂傷、顔面には切り傷がありましたが、着衣の乱れはなかったということです。

現場は富山地方鉄道本線下立駅から南に約2キロメートル離れた山中で、沢は幅1メートル、水深10センチでした。

立花さんのリュックからは山菜が見つかっていて、警察は立花さんが山菜採りの最中に誤って転倒したとみて12日以降、司法解剖をして詳しい死因を調べます。

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