税関は先ごろ、インターネットを使った高級ブランドコスメの偽物の販売を２件摘発した。５月２４日付香港各紙によると、当局はしばらく前からネット上の著作権侵害についてビッグデータを活用して捜査を進めていたところ、SNSを利用したオンラインショップがブランド模倣品を販売していることを突き止め、５月７日に長沙湾の工業ビル内の一室と元朗の住宅へ踏み込み捜査を行った。現場ではシャネルやイヴ・サンローラン、エルメスなど高級ブランドの香水や化粧品の模倣品を合わせて１９００点、総額市価約２３万ドル相当を押収。２３歳の男と２５歳の女を逮捕した。今後の捜査でさらに多くの逮捕者が出る可能性がある。当局では押収品の安全性について政府ラボにて検査を進めているという。香港では模倣品を販売あるいは販売目的で所持した場合、「商品説明条例」違反で有罪となり、５０万ドル以下の罰金および５年以下の禁固刑が科せられる。（写真・政府新聞処）
