銀髪Dr.二宮和也「ブラックペアン シーズン2」新キャラで主演続投 竹内涼真&葵わかなら再集結

 前作から続投する(左から)小泉孝太郎、竹内涼真、二宮和也、葵わかな、内野聖陽

 嵐の二宮和也(40)が、主演を務めるTBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(7月スタート。日曜、後9.00)で、2018年4月期放送のシーズン1とは異なる役どころを演じることが11日、分かった。前作では天才外科医・渡海征司郎(とかい・せいしろう)を演じたが、6年後の日本を舞台にした今作では、天才外科医・天城雪彦(あまぎ・ゆきひこ)役で出演する。また、前作から竹内涼真(31)、葵わかな(25)らの続投も決定した。

 日曜劇場へ帰還を果たした6年ぶりの続編で、新たなキャラクターを創造する。

 「ブラック-」はシリーズ累計発行部数160万部突破の海堂尊氏による長編小説が原作で、ドラマ版シーズン1の最終回視聴率は18.6%を記録した人気作。前作で二宮は、手術成功率100%を誇るも、腕のない医師を忌み嫌い「患者を生かし、医師を殺す」と評される孤高の天才外科医・渡海を演じた。

 続編で演じるのは、渡海とうり二つの外科医・天城。心臓冠動脈バイパス術の名医で「ダイレクト・アナストモーシス」という手技ができる唯一の医師だ。天才的な腕を誇る一方で、天城の手術を受けるには二者択一の運試しに勝つしかなく、賭け金としてその人の財産の半分を要求する“ディアブル(悪魔)”な一面を持ち合わせている。

 今作のために銀髪ヘアに変身した二宮は「ふたを開けてみたら、みんなは同じ役なのに僕だけ違う役っていう(笑)。なので、続編ですが、新鮮さがすごくありますね」と出演への心境を語り、「前作を超えるようなハラハラ・ドキドキもそうですが、前作から続いているストーリーもありますので、前作を見た方もそうでない方も楽しんでいただけると思っています」と自信を見せた。

 前作から世良雅志役の竹内、花房美和役の葵、高階権太役の小泉孝太郎(45)、佐伯清剛役の内野聖陽(55)が続投。小泉は「二宮さんが演じる天城は、とてもチャーミングで、ゾクゾクしています。気付いたら一気に射抜かれているような雰囲気で、渡海とはまた違った魅力があります」と二宮の演技の幅に感心しきりだ。

 「マイファミリー」(22年)や「VIVANT」(23年)など、日曜劇場で名演を披露してきた二宮。再始動する「ブラック-」で前作を超える怪演を日曜劇場に提示していく。

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