「優れた日本のスケーターだ」電撃引退発表の宇野昌磨に露五輪メダリストが労い! “お姫様抱っこ”の貴重な写真も「彼はフワフワ軽かったよ」

フィギュア大国の戦友から、労いの言葉が届いている。

去る5月9日、日本男子フィギュアで唯一の世界選手権2連覇を飾った宇野昌磨が自身の公式インスタグラムを通じて、現役引退を電撃発表した。競技会から身を引き、今後の活動については14日の記者会見で発表する。

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宇野はSNSに「今日まで競技者としての僕を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様本当にありがとうございました」「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れた」と綴り、周囲への感謝を示した。

引退発表直後から世界中のファンやフィギュア関係者から、その功績を称える声が相次いだ。10日には、国際スケート連盟の公式サイトも異例の特集記事を配信。「2度の世界チャンピオン、(団体戦を含め)3つのオリンピックメダリストである日本のショウマ・ウノは勝利と、忘れられない演技に満ちた輝かしいキャリアの後、スケート競技からの引退を発表した」と記し、国際大会で多くの金字塔を打ち立てた日本人スケーターへ労いと賛辞を送った。
宇野の引退発表には、かつて氷上で共演したロシア・スケーターも反応を示している。露スポーツメディア『Sport24』によると、ロシアのペアスケーターで2021年の世界選手権で優勝し、翌年の北京五輪でペア銅メダルを獲得したアレクサンドル・ガリアモフが、自身のテレグラム(ロシア発のSNS)に宇野との思い出の写真を共有。「優れた日本のフィギュアスケーターであるショウマ・ウノがキャリアを終えた。エレガントで端正な顔立ちのショウマは、常に素晴らしい演技でファンを喜ばせてきた」と書き記し、宇野との微笑ましいエピソードを振り返っている。

「ショウマは小柄だったから、表彰式では足の長い女性や大柄な男性スケーターたちに混じって目立たない存在だった。だから、彼と一緒にフィギュアスケートのセレモニーの一部になれたのは幸運だったよ。フワフワと軽いショウマをカメラに映るように身体を持ち上げるのは難しいことではなかったよ。特にファンたちは大喜びだった」

加えて、21年に参加した世界フィギュアスケート国別対抗戦(大阪)のリンクサイドで宇野をお姫様抱っこした時のマル秘写真を添えた。文末には、「親愛なるショウマ、いつでもこの技を繰り返させてもらうから、来場を楽しみに待っているよ。氷上でも、それ以外でも、幸運を祈るよ!」と、日本人スケーターに愛情溢れるメッセージを送っている。

多くのスケート仲間から現役引退への労いが寄せられた宇野。数々の偉業を成し遂げてきた日本のエースは14日の記者会見で、引退への思いや今後の活動について自らの口で説明する。

構成●THE DIGEST編集部

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