WWEで筋肉ムッキムキの〝スーパーチーム〟が大活躍を続けている。
ビアンカ・ベレアとジェイド・カーギルは、4日のPLE「バックラッシュ」で、日本の誇る名コンビ「カブキ・ウォリアーズ」(アスカ&カイリ・セイン)を撃破してWWE女子タッグ王座を奪取。最高峰王座獲得3度のビアンカと、AEWから鳴り物入りで移籍してきた大物ジェイドとのスーパーコンビは、驚異の肉体と圧倒的なパワーを武器に女子戦線を席けんしつつある。
10日(日本時間11日)のスマックダウン(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)では、ビアンカとジェイドはともに「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメント1回戦に出撃。ジェイドは日本のスターダムでも活躍したパイパー・ニブンと激突した。
パイパーのセコンド、チェルシー・グリーンの介入もあって苦戦したが、パイパーの巨体をバックドロップで投げ捨てて逆転。コーナーのパイパーにランニング式のラリーアートを打ち込み、ひたすらうるさいチェルシーはエルボーで排除した。最後はパイパーのキャノンボールをしのぎ、強烈なジャンピングキックから必殺のジェイデッド(変型フェースバスター)で叩きつけて3カウントを奪った。
引き揚げる際には、入場してきたタッグパートナーのビアンカとマッスルポーズでエールを交換した。そのビアンカはキャンディス・レラエとの試合中に左ヒザを痛めるアクシデント。キャンディスにも左ヒザを狙われたが、アルゼンチン式背骨折りの体勢からKODでマットに沈め、準々決勝進出を決めた。
両者が勝ち上がれば、準決勝でWWE女子タッグ王者同士の一戦が実現することになる。トーナメントのロウ側の山では、「ダメージCTRL」のイヨ・スカイも女王の座を狙っている。スーパーチームのどちらかが、勢いのまま決勝が行われるPLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)に駒を進めるのか、注目だ。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。