【F1】解雇危機リカルドに芸能界転身の動き 海外で「引退準備」の観測広がる

去就注目のリカルド(ロイター)

F1のRBで解雇危機に瀕するダニエル・リカルド(34)が、映画業界へ本格的に進出することが決まり「引退の準備か」との見方が広がっている。

今季のリカルドは開幕から深刻な不振が続いており、マイアミ・グランプリ(GP)ではスプリントでようやく4位に入賞したが、続く決勝では15位に惨敗。依然として解雇危機がくすぶっている。

そうした中で、リカルドのある動きが物議を醸している。オランダメディア「GPブログ」は「リカルドはF1引退の準備をしているのだろうか。スターが異業種に進出」と題して、リカルドがF1ドライバー引退を視野に入れて芸能界へ本格的に進出するとの観測が広まっていることを伝えた。

「リカルドは映画やテレビの世界に参入する予定だ。RBドライバーはパイロット版『ダウンフォース』の製作総指揮を務める」と指摘。F1ドライバーの身でありながら、動画配信大手「Hulu」の新コメディードラマシリーズ「ダウンフォース」のエグゼクティブプロデューサーに就任して、注目を集めている。

リカルドはすでに米国を中心に爆発的にヒットした、動画配信大手「ネットフリックス」のF1ドラマシリーズ「ドライブ・トゥー・サバイブ」で大人気キャラクターとなっている。ここでは〝俳優〟として出演しているが、今度はプロデューサーとして映画業界に本格参入することになったのだ。

ブラッド・ピット主演で現在制作が進行中のF1映画をルイス・ハミルトン(メルセデス)がプロデュースしている例はあるが、製作総指揮の立場で本格的に映画制作を率いるのは異例。そのため近い将来にF1ドライバーを引退して、芸能界へと転身する布石ではないかとの憶測が出ているのだ。

RBで角田裕毅の相棒として日本でもおなじみのリカルド。このまま低迷が続けば、電撃転身の日も近いかもしれない。

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